継続購入で利益を伸ばす「単品通販」の4つの強みを徹底解説

継続購入で利益を伸ばす「単品通販」の4つの強みを徹底解説

単品通販とは、特定の商品を軸に販売を行い、継続購入によって売上と利益を積み上げていくECビジネスモデルです。取り扱う商品を一つ、または一つのシリーズに絞ることで、商品価値の訴求やマーケティング施策を集中的に行える点が特徴です。

近年では、広告費の高騰や新規顧客獲得の難易度上昇を背景に、単発の購入数を増やすのではなく、LTV(顧客生涯価値)を重視した事業設計が注目されています。その中で、単品通販は効率的にリピート売上を伸ばしやすい手法として、多くのEC事業者に選ばれています。

単品通販には、主に以下のような強みがあります。

◆単品通販の4つの強み

① LPで商品価値を深く伝えやすい
② マーケティング施策を集中させやすい
③ 収益予測がつきやすい
④ 在庫・業務管理をシンプルにしやすい

このような強みがある一方で、単品通販を成功させるためには、商品設計や集客だけでなく、定期販売やCRM施策、業務運用までを含めた仕組みづくりが欠かせません。特に、リピート購入を前提とするモデルでは、運用を属人化させず、継続的に改善できる環境を構築することが重要です。

スマレジEC・リピートは、こうした単品通販・リピート通販に必要な機能を備えたECプラットフォームです。定期販売や顧客管理、CRM分析などを一元管理できるため、導入初期から運用フェーズまで無理なく事業を拡張できます。

リピート通販・D2C特化型ECシステム「スマレジEC・リピート」

本日は、スマレジECでマーケティングを担当している筆者が、単品通販の基本から成功のポイント、単品通販ECに必須となる機能まで分かりやすく解説します。単品通販にこれから取り組みたい方や、現在の運用を見直したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

単品通販と総合通販の大きな違いは「売上の作り方」にある

単品通販を理解するうえで重要なのは、まずは総合通販との違いを正しく把握することです。この違いを理解することで、単品通販の成功のポイントがより明確になります。ここでは、単品通販と総合通販を比較し、それぞれの違いを整理します。

◆単品通販と総合通販の比較

項目 単品通販 総合通販
商品点数 原則1商品(または1シリーズ) 複数商品
商品設計の考え方 1商品を深く売る 商品数で売上を積み上げる
ECサイト構成 商品特化型・LP中心 カテゴリ・一覧型
商品ページ 1ページに情報を集約 商品ごとに個別ページ
集客導線 広告(リスティング・SNS)→LPが中心 SEO・モール・回遊導線
主な購入方法の傾向 定期購入を前提とした設計が多い 単品購入が中心
初回購入の位置づけ 継続利用の入口 購入完了がゴール
売上の作り方 LTV重視 回遊・併売重視
向いている商材 化粧品・健康食品など アパレル・雑貨など

単品通販と総合通販の大きな違いは、売上をどこで回収するかという構造にあります。

単品通販では、広告などを通じて顧客を獲得するケースが多く、初回購入だけでは十分な利益を確保しにくい傾向があります。そのため、一度の獲得コストを長期的な継続購入によって回収する(LTV重視)という考え方が前提となり、初回購入はゴールではなく、継続利用の入口として位置づけられます。

一方で総合通販は、複数の商品を取り扱うことで、来訪した顧客に対してまとめ買いや関連商品の提案を行い、一度の来訪で複数の商品を購入してもらう(客単価・併売重視)という構造で売上を伸ばします。そのため、購入完了そのものがひとつのゴールとなりやすく、回遊性や商品点数の多さが重要になります。

この売上構造の違いが、購入方法の傾向や向いている商材の違いにもつながっています。例えば化粧品や健康食品は、継続して使用することで効果(価値)を実感しやすい商材であり、長期利用を前提とした単品通販と相性が良い分野です。

一方、アパレルや雑貨は、色・デザイン・用途などを比較しながら選ぶ購買行動になりやすく、複数商品を組み合わせて購入しやすい総合通販に適しています。

このように、単品通販と総合通販の違いは商品点数そのものではなく、どのタイミングで売上を最大化するかという考え方の違いにあると言えます。

単品通販の4つの強み

単品通販は、商品点数を絞ることで、総合通販とは異なる強みを発揮できる販売モデルです。ここでは、単品通販ならではの「強み」を以下の4点に絞って解説します。

強み①LPで商品価値を深く伝えやすい

単品通販の大きな強みのひとつが、商品価値を深く、丁寧に伝えやすい点です。単品通販では、扱う商品が原則1商品(または1シリーズ)に限定されるため、ECサイト全体の構成や情報設計を、その商品の訴求に集中させることができます。例えば、「なぜ選ばれるのか」「どのような価値があるのか」といった深度のある情報を、LP(ランディングページ)を使って多角的に説明できる点が特徴です。

例えば、健康食品のLPでは、以下のような情報が1ページ内に集約されているケースが多く見られます。

◆健康食品の単品通販のLPに記載される情報の例

・原料や成分の特徴
・製造方法や研究背景
・期待できる作用や利用シーン
・専門的な説明や第三者視点の情報
・日常生活の中での使用イメージ

下記のLPイメージでは、商品写真やイメージ画像を大きく配置しながら、成分解説・研究風景・利用シーンなどを段階的に伝えており、単品通販ならではの見せ方と言えます。

◆LPにおける商品価値の訴求例

LPにおける商品価値の訴求

画像引用:「美健珪素」販売サイト(株式会社 沖縄美健)

このように、総合通販では商品ごとに情報量を抑えざるを得ない一方、単品通販ではLPのページ全体を使って商品理解を深めることができる点が強みです。特に、健康食品や化粧品のように、使用目的や成分、安全性への理解が重視される商材においては、購入前の「納得感」が非常に重要です。

強み②マーケティング施策を集中させやすい

単品通販のもう一つの大きな強みが、マーケティング施策を一つの商品に集中させやすい点です。総合通販では複数の商品を扱うため、広告運用やページ改善、販促施策を商品ごとに分散して検討する必要がありますが、単品通販では訴求対象が明確であるため、広告・LP・価格・オファーといった施策を、同一商品に対して集中的に実施することができます。

下記は、単品通販と総合通販それぞれのマーケティング施策を比較した表です。

◆単品通販と総合通販におけるマーケティング施策の違い

項目 単品通販 総合通販
施策の対象 1商品に集中 商品ごとに分散
広告運用 同一商品の訴求を継続的に改善 商品別に広告設計が必要
LP改善 改善ポイントを1ページに集約 改善ポイントが複数ページに分散
テスト内容 コピー・価格・オファーを横断検証 商品単位で個別検証
数値分析 変動要因を特定しやすい 要因が複雑化しやすい
改善スピード 高速でPDCAを回しやすい 改善に時間がかかりやすい
少人数運営との相性 高い 低くなりやすい

単品通販では、広告やLP改善、オファー設計といったマーケティング施策の対象が分散しないため、数値変動の要因を把握しやすく、改善の優先順位も明確になります。これにより、限られたリソースでもPDCAを高速で回しやすく、売上につながる勝ちパターンを短期間で構築できる点が、単品通販ならではの強みです。

強み③収益予測がつきやすい

単品通販の大きな特長のひとつが、収益の見通しを立てやすい点です。単品通販では定期販売を取り入れるケースが多く、商品や価格、購入サイクルがある程度固定されやすいため、売上を構成する要素がシンプルになります。

継続購入を前提としたモデルであることから、リピーターが増えるほど売上が積み上がり、月次の収益が安定しやすい構造を持っています。売上の考え方も、下記のようにシンプルです。

売上 = アクティブ顧客数 × 購入頻度 × 商品単価

このように構成要素が明確であるため、「継続率がどの程度か」「平均的な購入頻度はどれくらいか」「何人のリピーターがいるか」といった数値をもとに、将来の売上や利益を予測しやすくなります。

リピーターが一定数を超えると売上のベースが形成され、新規獲得数に左右されにくい状態を作れるため、数値にもとづいた経営判断を行いやすくなります。

強み④在庫・業務管理をシンプルにしやすい

単品通販は、扱う商品点数が少ないことから、在庫管理や日々の業務が比較的シンプルな点も大きな強みです。特に、在庫管理については総合通販と比較すると、負担の差は明らかです。

◆単品通販と総合通販における在庫管理の特徴

項目 単品通販 総合通販
在庫管理の対象 限定的 多岐にわたる
売れ行き 比較的安定 商品ごとにばらつき
需要予測 立てやすい 難易度が高い
発注判断 数値ベースで行いやすい 経験・勘に依存しやすい
在庫リスク 過剰・欠品を抑えやすい 滞留在庫・欠品が発生しやすい
管理工数 少ない 多い
管理コスト 抑えやすい 膨らみやすい

総合通販では、商品数の増加に伴いSKU管理や在庫数の把握、発注判断が複雑になりやすく、担当者の経験や属人性に依存する場面も少なくありません。一方、単品通販では商品点数が限定されるため、在庫状況や販売ペースを把握しやすく、管理業務の負荷を抑えやすくなります。

特に定期販売を採用している場合、一定の販売数量をあらかじめ見込めるため、発注量の予測や製造・仕入れスケジュールの調整、欠品や過剰在庫の防止といった業務を計画的に進めやすくなります。

また、在庫管理のほかにも商品登録や価格設定、キャンペーン管理、受注処理といったEC運営に関わる作業も、対象商品が少ないことで運用フローを標準化しやすく、人件費や外注費などの管理コストを抑えやすい点も特長です。

このように単品通販は、売上規模が拡大しても業務が複雑化しにくく、運営コストを抑えながら安定した事業運営を行いやすい販売モデルと言えます。

他社と差別化できる商品は、単品通販が活きる

本記事で前述した通り、単品通販に向いている商材として、健康食品や化粧品といったジャンルを挙げましたが、実際には商品カテゴリそのものが成否を分けるわけではありません。

重要なのは、その商品が他社にはない強みを持っているかどうかです。独自の原料や技術、専門性、明確なコンセプトなど、選ばれる理由を言語化できる商品であれば、単品通販という売り方が有効に機能します。

また、自社で開発・企画したオリジナル商品も単品通販と非常に相性が良い商材です。価格や仕様で単純比較されにくく、開発背景やこだわり、利用シーンといった情報をLP上で丁寧に伝えることで、商品の価値を正しく理解してもらいやすくなります。

このように、単品通販に向いているかどうかは商品ジャンルではなく、商品が持つ強みや独自性にあると言えます。

ECでの単品通販に必要な7つの機能

単品通販を成功させるためには、商品設計やマーケティング戦略だけでなく、それを支えるECの機能や仕組みが重要になります。ここでは、単品通販を安定的に運営していくうえで押さえておきたい、代表的な7つの機能について解説いたします。

機能①定期販売機能

単品通販において、定期販売機能は中核となる重要な機能です。単品通販では、初回購入をゴールとするのではなく、継続購入によってLTVを高めていくビジネスモデルです。そのため、一定の間隔で商品を自動的に購入・配送できる定期販売の仕組みは、単品通販にとって最も基本となる機能と言えます。

定期販売機能を導入することで、顧客は都度注文する手間がなくなり、購入忘れを防ぎながら継続利用しやすくなります。事業者側にとっても、継続的な売上を見込みやすくなり、収益の安定化につながります。

また、配送サイクルや数量の変更、スキップといった柔軟な設定を用意することで、解約を抑えながら長期利用を促進しやすくなります。

機能②LP一体型フォーム

単品通販では、商品理解から購入完了までを一つの流れで完結させる導線設計が重要になります。LP一体型フォームは、商品説明や訴求コンテンツを掲載したランディングページ内に購入フォームを組み込み、ページ遷移を挟まずに注文まで完了できる構成を指します。商品情報を確認した直後に入力へ進めるため、購入途中での離脱を抑えやすくなります。

◆LP一体型フォーム

LP一体型フォーム

画像引用:スマレジEC・リピート

単品通販では扱う商品が一つに絞られているため、複数の商品ページやカート画面を用意する必要がありません。LPとフォームを一体化させることで、訴求内容と購入導線を同時に最適化できる点が大きな強みと言えるでしょう。

一方で、単品通販であっても「容量違い」「初回限定商品」「お試し商品」など、複数の購入パターンを用意したいケースもあります。

例えば、スマレジEC・リピートでは、LP上に複数の商品プランを並べて表示し、購入ボタンをクリックすると、選択した商品情報が反映された状態で購入フォームへ遷移する「複数商品販売LP」を作成できます。単品通販の考え方を維持しながら、商品バリエーションに応じた柔軟な販売設計が可能です。

◆スマレジEC・リピートの複数商品販売LP

スマレジEC・リピートの複数商品販売LP

※画像引用:スマレジEC・リピート

機能③顧客管理・CRM分析機能

単品通販では、顧客一人ひとりの購入状況を把握し、継続利用につなげていくことが重要になります。そのために欠かせないのが、顧客管理機能やCRM分析機能です。

顧客管理機能では、会員情報や購入履歴、定期購入の状況など、顧客に関するデータを一元的に管理できます。単品通販は継続利用を前提とするため、初回購入だけでなく「その後の利用状況」を把握できる仕組みが重要になります。

◆顧客管理機能で管理できる顧客データ例

・顧客基本情報(年齢・性別・地域など)
・購入履歴/注文回数
・累計購入金額
・定期購入の継続回数
・次回配送日および配送サイクル
・解約・休止の履歴

これらのデータをもとにCRM分析を行うことで、継続率やLTV、解約傾向といった指標を可視化できます。さらに分析結果を活用することで、 以下のような施策展開が可能になります。

◆CRM分析に基づいて実施する施策例

・継続回数に応じたフォロー施策
・解約予兆顧客へのアプローチ
・優良顧客の抽出
・初回購入後のステップ配信設計
・購入間隔に応じたリマインド施策

顧客データを蓄積し、分析し、施策へつなげるという一連の流れを仕組みとして回せるかどうかが、単品通販を安定成長させるうえでの重要なポイントになります。

機能④販促機能

単品通販では、新規獲得だけでなく、継続購入をいかに促すかが売上に影響してきます。そのため、CRM分析で得られたデータをもとに、適切なタイミングで販促施策を実行できる仕組みが重要になります。

販促機能では、キャンペーンやクーポンなどを活用し、購入や継続のきっかけをつくることが可能です。単品通販は商品数が少ない分、価格や特典、オファー設計が購買行動に与える影響も大きくなります。

◆代表的な販促施策例

・初回購入限定の割引キャンペーン
・次回購入時に使えるクーポンの発行
・継続回数に応じた特典付与(割引・プレゼントなど)
・上位商品や関連商品のレコメンド(アップセル・クロスセル)
・サンプル品やノベルティの同梱施策
・一定期間購入がない顧客への再購入オファー
・解約手続き前に表示する引き止め特典

こうした施策を顧客の購入状況や継続回数に応じて出し分けられる点が、単品通販における販促機能の大きな特長です。

機能⑤メール配信機能

単品通販では、顧客との継続的なコミュニケーションが購買行動に大きく影響します。メールによって購入後のフォローや定期購入の案内、販促情報などを適切なタイミングで届けることで、継続利用を促進しやすくなります。

特に定期販売を前提とする単品通販では、購入後の接点を継続的に持てるかどうかが重要なポイントになります。

◆代表的なメール配信施策の例

・初回購入後のサンクスメールや使い方案内
・購入日を起点としたステップメール配信
・次回配送前のリマインド通知
・キャンペーンやクーポン情報の告知
・休眠顧客への再購入フォロー

これらのメールを顧客の購入状況や利用フェーズに応じて出し分けることで、一斉配信では難しいきめ細かなコミュニケーションが可能になります。

特に単品通販と相性が良いのが、ステップメールです。ステップメールとは、初回購入日などを起点に、あらかじめ設定したシナリオに沿って自動配信されるメールを指します。例えば、以下のような流れで配信設計を行います。

◆健康食品のステップメール配信イメージ

ステップメールの配信例
※画像は筆者が作成

購入直後のフォローから継続利用の案内までを段階的に伝えることで、解約を防ぎながら次回購入へと自然につなげることができます。メール配信は、CRM分析や販促機能と組み合わせることで、単なる告知ではなく単品通販の継続利用につなげる重要な仕組みとして機能します。

機能⑥レビュー機能

単品通販では、購入前に商品を比較検討できる情報が限られるため、第三者の評価や利用者の声が重要な判断材料になります。商品レビューは、実際に商品を使用した顧客の体験談として、商品の信頼性や安心感を補完します。

特に健康食品や化粧品など、使用感や効果が購入判断に影響しやすい商材では、レビューの有無がコンバージョン率に大きく影響します。

また、レビューを継続的に蓄積することで、商品理解に役立つ情報資産としても活用できます。購入を迷っているユーザーの不安を解消し、LPや商品ページの説得力を高める点が、単品通販におけるレビュー機能の大きなメリットです。

なお、レビューは必ずしも高評価だけを掲載せず、ネガティブな意見や率直な感想も含まれているほうが情報の信頼性は高まります。良い点だけでなく注意点も確認できることで、ユーザーは納得したうえで購入判断ができ、結果としてクレームや早期解約の防止にもつながります。

機能⑦マイページ機能

単品通販では、購入後の体験設計も継続率に大きく影響します。その中心となるのがマイページ機能です。マイページとは、顧客自身がログインして、購入内容や定期購入の状況を確認・変更できる管理画面のことです。

定期販売を前提とする単品通販では、購入後も顧客が操作する場面が多く、マイページの使いやすさが満足度に影響します。

◆マイページ上で行われる操作(必要機能)

・登録情報(住所・支払い方法など)の変更や追加
・パスワード変更
・購入履歴、定期購入内容の確認
・次回配送日の確認や変更
・配送サイクルや数量の変更
・一時休止、スキップの設定
・クーポンやポイントの確認

これらを顧客自身が操作できることで、問い合わせ対応の削減や業務負荷の軽減につながります。また、定期配送のスキップや配送間隔変更といった柔軟な選択肢を用意することで、解約防止にも効果を発揮します。

単品通販では、商品を作る前に利益構造を設計する

単品通販は、初回購入では広告費が先行しやすく、利益はリピート購入によって回収していく構造です。だからこそ、商品開発やLP制作に入る前に、利益構造を先に設計しておく必要があります。

最低限、下記のポイントは事前に数字で押さえておくべきです。

◆事前に押さえておくべきポイント

・想定LTV(1人の顧客が継続利用した場合の売上)
・許容CPO(新規獲得にかけられる上限コスト)
・原価、配送費、決済手数料などの変動費
・何回目の購入で黒字化するか(回収ライン)

この設計がないまま「まずは商品を作って、広告を回してみよう」といった形で始めてしまうと、後から数字が合わないことが発覚しやすくなります。特に単品通販は、途中でオファーや価格を大きく変えると、ブランドイメージの低下や既存顧客の不満にもつながりやすいため、このような最初の設計が重要になります。

単品通販を成功させるためには、商品企画より先に「このモデルで利益が積み上がるか」を検証することが大事です。利益構造を先に設計することで、その後の広告運用やCRM施策も、ぶれない軸を持って判断できるようになります。

単品通販において「最新情報を集め続ける」ことが重要な理由

単品通販は、一度仕組みを作れば同じやり方で成果が出続けるビジネスではありません。広告環境やユーザー行動、各種規制の変化により、数年前の成功事例が通用しなくなるケースも少なくありません。

特に単品通販は、扱う商品数が少ない分、外部環境の影響を受けやすいという特徴があります。広告表現の規制強化や媒体アルゴリズムの変更が起きた場合、その影響が売上全体に直結してしまうことも珍しくありません。

総合通販のように複数商品でリスクを分散できないからこそ、単品通販では、一つの成功パターンに依存し続けること自体がリスクになる可能性があります。そのため、単品通販では継続的な情報収集が欠かせません。

特に後発の参入であれば尚更、理論や一般論ではなく「今、現場がどうなっているのか」を把握することが非常に重要になります。例えば、以下のような情報源は実務に直結しやすい傾向があります。

◆単品通販運営の情報源の例

・業界団体や関連協会が発信するレポートや勉強会
・D2C、リピート通販領域のセミナーや展示会
・実運営者が発信するYouTubeやSNS
・単品通販の経験者や支援会社の知見

単品通販は外部環境の影響を強く受けるビジネスであるため、過去の成功体験に頼り続けることは、かえって事業リスクを高めてしまう場合もあります。単品通販を長期的に成長させるためには、最新の情報を学び続ける姿勢が不可欠です。

単品通販のECシステムは、最初からリピート前提のシステムを選ぶ

単品通販は、継続購入によって利益を積み上げていくモデルである以上、運用を支えるシステムもリピート前提で設計されている必要があります。

汎用的なECカートでも単品通販を始めることはできますが、定期販売の管理や顧客データの分析、ステップメールの運用などを後から追加しようとすると、運用が複雑化しやすくなります。結果として、手作業が増え、改善スピードが落ちてしまう場合もあります。

単品通販では、定期購入管理、CRM分析、販促施策、メール配信などが密接に連動します。これらを個別ツールで補うのではなく、最初から一体化されたリピート通販に特化したECシステムを選ぶことが重要です。

◆単品通販・リピート通販に対応したECシステム

・スマレジEC・リピート
・侍カート
・まごリピート魂
・W2 Repeat

自社の商材特性や事業規模、将来的な拡張性を踏まえながら、単品通販に適したシステムを選定することが、安定した運用と成長につながります。

単品・リピート通販に特化したECシステムの導入により、業務工数を大幅に削減した事例

ここでは、スマレジEC・リピートを実際に導入した企業事例として、株式会社利他フーズの事例を紹介します。

◆スマレジEC・リピート導入事例

―――導入後の成果について教えてください。

猪本さん:導入してよかった点は、毎日の受注処理で2時間掛かっていたものがわずか30分に短縮できたことですね。大いに効果があったと感じています。
発送方法の変更も一括でできるようになり、決裁についてもNP様の即時与信と連携されているため、そもそもの決裁エラーが起きない、という点も助かりましたね。

(中略)

すごく嬉しかったのは、分析時間については1時間掛かっていたのが、たった10分に短縮できたんですよ。
CSVでの加工が不要になり、原価設定も細かくでき管理会計も入れられるようになりましたし、RFM分析、定期予測売上、LTV、CPM分析も即時出るため、とても助かっています。

(中略)

―――空いた時間でどのような販促を実施されたのでしょうか?

猪本さん:『スマレジEC・リピート』のマイページを活用し、ドッグフードの定期便を購入した方におやつの定期便をクロスセルしたんです。その結果、実際にCVR最大4%を出すことができ、さらに、単品商品に定期商品をアップセルすることで、こちらはCVRが最大8%という成果を出すことができました。

一番大きな成果が出たのは、単品商品に単品商品をクロスセルするクリエイティブで、CVRが最大11%も出すことができました。
購入時に出るクリエイティブも『スマレジEC・リピート』を使ってABテストを実施しています。

熊本を拠点に、地元の名産品である馬刺し食品、端材を利用したペットフードECなど合計10店舗を運営する「株式会社利他フーズ」では、単品通販・定期通販を軸とした事業運営を行うなかで、日々の受注処理や分析業務に多くの工数がかかっているという課題を抱えていました。CSVでのデータ加工や手作業による処理が中心となり、本来注力すべき販促施策や改善活動に十分な時間を割けない状態が続いていたといいます。

こうした状況を打開するために導入されたのが、単品通販・リピート通販に特化したECシステム「スマレジEC・リピート」でした。

導入後は、受注処理時間が50%削減と大幅に短縮、分析にかかっていた時間も80%削減し、分析結果も即時に可視化されるようになりました。これにより、業務効率の改善だけでなく、CRM分析やABテストを活用した販促施策の実行が可能となり、クロスセルやアップセル施策においてCVR最大11%という具体的な成果につながっています。

この事例では、単品通販の成果は「商品力」や「広告運用」だけで決まるものではないという点が示されています。日々の業務を効率化し、分析と改善に時間を使える環境を整えることが、LTV向上や売上拡大の土台になります。

単品通販を継続的に成長させていくためには、リピート前提のECシステムを導入し、運用そのものを仕組み化することが重要であることが、この事例からよく分かります。

なお、本事例はスマレジEC・リピートの公式サイトにて紹介されています。全文は下記のページをご覧ください。

事例の詳細はこちら(スマレジEC・リピート 公式サイト)

単品通販事業の基盤となる「スマレジEC・リピート」

単品通販は、ひとつの商品に訴求を集中させ、継続購入によって売上と利益を積み上げていく販売モデルです。商品価値を深く伝えやすく、マーケティング施策を最適化しやすい一方で、利益構造の設計やCRM施策、運用体制の構築が成果に大きく影響します。

特に重要なのは、初回購入で終わらせず、リピート購入を前提とした仕組みを構築できているかどうかです。定期販売管理、顧客データの可視化、メール配信や販促施策などを連動させることで、単品通販は安定した収益モデルへと成長していきます。

「スマレジEC・リピート」は、こうした単品通販・リピート通販の特性を前提に設計されたECシステムです。定期販売機能をはじめ、本記事で必要機能として紹介した顧客管理、CRM分析、ステップメール、販促施策、マイページ機能などを一元管理できるため、導入初期から運用フェーズまで無理なく事業を拡張できます。

単品通販を単に売るためのECではなく、継続的に利益を生み出す事業として育てていきたい方は、リピート通販に特化したECシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。スマレジEC・リピートの詳細や導入事例については、下記の公式サイトをご確認ください。無料での資料ダウンロードも可能です。

◆資料ダウンロードはこちらから

スマレジEC・リピート公式サイト

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