失敗しない「ECカートを選ぶ5つのポイント」をプロが解説

失敗しない「ECカートを選ぶ5つのポイント」をプロが解説

これからECサイトを開設するために、ECカートを探している方も多いのではないでしょうか。しかし、ECカートは非常に種類が多く、有名な会社だけに絞っても数十社以上あるため「どのECカートを自社に導入すべきか」を判断しきれず、迷ってしまう場面も少なくありません。

ECカートを検討する際は、以下の5つのポイントに注目して選ぶべきであると筆者は考えます。

◆ECカートを選ぶ際の5つのポイント

ポイント①固定費が「無料」か「有料」かで選ぶ
ポイント②「単品EC」か「総合EC」なのかで選ぶ
ポイント③自社事業ジャンルと相性の良いECカートを選ぶ
ポイント④楽天市場やAmazonなどのモールとECカートを連携できるか
ポイント⑤ECカートに商品を売るための機能があるか

特にポイント⑤は重要です。ECサイト自体は立ち上げ自体はカンタンでも、実際に「売ること」は簡単ではありません。だからこそECカートを選ぶ際は、「売る」ための機能が充実した「スマレジEC・リピート」のようなプラットフォームを選ぶことが大切です。

リピート通販・D2C特化型カートシステム「スマレジEC・リピート」

本日は、スマレジECでマーケティングを担当している筆者が、おすすめの「ECカート」9社の特徴を紹介しながら、ECカートを選ぶ際に押さえておくべきポイントや、商品を売るために必要な機能について詳しく解説いたします。

目次

おすすめの「ECカート」9社を徹底解説

ここでは、代表的なECカート9社を紹介します。まずは全体像をつかめるように各社の特徴を比較表にまとめましたので、以下の表をご覧ください。

◆ECカート9社の比較表

ECカート名 主な特徴 無料プラン
①スマレジEC・リピート 定期通販・単分通販の売上改善を支援する機能が充実している。広告分析や顧客分析などの分析管理機能も搭載。POSレジ「スマレジ」との在庫・売上連携が可能。 なし
②ecforce D2Cに強い高機能ECカート。AI-Ready基盤で改善・CRM・分析まで、運用全体のAI化と効率最適化を狙える。 なし
③たまごリピート魂 定期購入特化のクラウドECカート。定期購入に必要なCRM機能やステップメール機能が充実。 なし
④侍カート 定期通販に必要な機能が低コストで導入可能なオールインワンのECカート。500超の機能+運用面も伴走支援 なし
⑤Shopify 世界シェアNo.1のECカート。豊富なアプリを追加して機能を自由に拡張できる。海外販売(越境EC)に強く、デザインテーマも多数用意。 なし
(無料体験あり)
⑥Makeshop 業界トップクラスの機能数を誇り、BtoB取引や卸販売など多様な販売形態に対応可能。 なし
(無料体験あり)
⑦ショップサーブ 20年以上の実績がある老舗のECカート。高いセキュリティと安定性を持ち、専任担当者がつくなどサポート体制も非常に手厚い。 なし
⑧BASE 初期費用、月額費用が無料かつ簡単にネットショップを開設できる。アプリでで必要な機能を追加可能。 あり
⑨STORES シンプルでおしゃれなデザインテンプレートが豊富。実店舗用レジ(STORES レジ)や決済サービス(STORES決済)との連携がスムーズ。 あり

参考:スマレジEC・リピートecforceたまごリピート魂侍カートShopifyMakeshopショップサーブBASESTORES

それでは、それぞれのECカートについて詳しく紹介していきます。

①スマレジEC・リピート

スマレジEC・リピートは、リピート通販・単品通販の運用を前提に、売上改善の施策を組み立てやすい設計が特徴です。サイトを作るだけでなく、受注後の継続購入までを見据えて、運用の見直しにつながる管理・分析を含めて支援します。定期・単品通販に必要な運用を一つのプラットフォームで扱え、売上状況の把握から改善の判断までを一気通貫で実現できるECカートです。

◆スマレジEC・リピートの機能例

・LP一体型フォーム
・アップセル/クロスセル
・パーソナライズ
・メルマガ、ステップメール
・LINE連携
・広告分析、CRM分析 など

API機能「スマレジEC・リピートAPI」を通じて顧客・受注・定期注文・出荷などのデータを外部システムと連携できるため、CRMや基幹/販売管理、物流管理などと自動連携しやすい点も特長です。

スマレジEC・リピートは、「売る(フロントの施策)」と「回す(運用・分析・連携)」を同じ土俵で組み立てられるECカートと言えます。以下の公式サイトより資料請求を無料で行うことが可能です。

公式サイト:スマレジEC・リピート

②ecforce

ecforceは、ECだけでなく店舗も含めたコマース事業のAI活用を推進させるシステム基盤として展開されているプラットフォームです。「AI-Readyな基盤」を掲げ、ECサイト改善・マーケティング・CRM・データ分析など、運用に必要な要素を横断して、AIで実行までつなげる思想が特徴です。

売上分析や改善施策の企画/実行、LPやメルマガ制作などを、チャットから依頼する形で進められます。施策PDCAを高速化したい企業に向いた選択肢です。

③たまごリピート魂

たまごリピート魂は、定期購入の運用に特化したクラウド型のECカートです。定期通販で重要になりやすい顧客管理(CRM)やコミュニケーション施策を組み込み、継続購入を前提とした運用設計を進めやすい点が特徴です。

単発購入が中心のECよりも、継続して買ってもらうための設計や、購入後のフォローを含む運用体制が重要になる商材で検討しやすいECカートです。

④侍カート

侍カートは、EC運用に必要な機能をまとめて扱えるオールインワン型のECカートです。販売導線・受注処理・運用管理などを幅広くカバーし、機能の多さだけでなく運用面の支援も含めて検討できる点が特徴です。

外部ツールとの連携や独自カスタマイズにも柔軟に対応できるため、自社の運用スタイルに合わせて、必要な機能と体制をセットで整えたい場合に有力な候補となるでしょう。

⑤Shopify

世界No.1のシェアを誇るShopifyは、8,000を超える多種多様なアプリを追加していくことで、機能拡張しながら運用を育てていける点が特徴のECカートです。拡張性が高い分、専門知識が必要な場面もあるため、まずは無料体験で試してみて、必要な機能や運用体制に合わせて拡張していく、という進め方が良いでしょう。

また、ネットショップのデザインをテーマで構築でき、無料テーマも含めて選択肢が多いのも強みの一つです。

⑥Makeshop

Makeshopは、業界でも特に機能が豊富な国産ECカートとして支持されており、販売形態の幅に対応しやすい点が強みです。BtoB取引や卸販売など、一般的なBtoC向けECだけでは吸収しづらい要件にも対応でき、取引先ごとの運用を前提にしたECを考える場合に検討しやすいECカートです。

導入前に15日間のプレミアムプラン無料体験で操作感を確認できるため、実運用に合うかを見極めながら検討を進められます。

⑦ショップサーブ

ショップサーブは、20年を越える長年の提供実績を背景に、安定運用とサポートを重視したい事業者が検討しやすいECカートです。運用時の相談窓口として専任担当者がつく体制や、セキュリティ面の取り組みを前提にしたサービス設計が特徴です。

「売る仕組み」だけでなく「継続して運用する体制」まで含めて整えたい場合に向いており、社内に専任のEC担当を厚く置きにくい場合でも、運用の不安を減らしやすいECカートです。

⑧BASE

BASEは、初期費用・月額費用がかからずにネットショップを開設できる点が大きな特徴です。まずは小さく始めて、必要に応じてアプリで機能を追加していく形を取りやすく、専門知識が多くなくても立ち上げを進めやすいECカートです。

販売を始めるハードルを下げつつ、運用フェーズで必要になった機能だけを段階的に足していきたい場合に相性が良いでしょう。

⑨STORES

STORESは、トレンドを押さえたおしゃれなデザインテンプレートが豊富に用意されており、初心者でも直感的にショップデザインをカスタマイズしやすいのが特徴です。無料からショップを開設でき、最短で当日から販売開始も可能です。

また、ネットショップに加えてキャッシュレス決済やPOSレジなど、実店舗運用で必要になりやすいサービス群を同じプラン枠で利用でき、STORESの決済・レジと組み合わせて運用できる点も強みです。

このようにECカートは、定期通販に強いもの、拡張性で選ばれるもの、無料から始めやすいものなど、それぞれに明確な特徴があります。特に、これからECカートを導入するのであれば選択肢が多いぶん迷いやすいため、次項では自社に合うECカートを選ぶためのポイントを整理して解説します。

ECカートを選ぶ際の5つのポイント

それでは、ECカートを選ぶ際に押さえておくべきポイントを5つに絞って解説します。

ポイント①固定費が「無料」か「有料」かで選ぶ

「BASE」や「STORES」など、無料プランのあるECカートシステムを利用すれば、固定費をかけずにネットショップを始めることができます。もし商品が売れなかった場合、1円も固定費がかからない点は大きなメリットです。

これらのECカートは、機能が限定的であったり、他システムとの連携が苦手な部分もありますが、ネットショップ運営に必要な最低限の機能は一通りそろっているため、「すぐにネットショップ運営を開始したい」「まずは小さく始めたい」という場合に最適な選択肢です。

ただし、無料プランを利用する場合は、商品が注文された際に発生する決済手数料に注意が必要です。固定費は無料でも、売上が発生するたびに手数料がかかるため、事前に内容を把握しておくことが重要です。

◆無料プランのある「BASE」と「STORES」

BASE(スタンダードプラン) STORES(フリープラン)
初期費用 無料 無料
月額費用 無料 無料
商品登録数 無制限 無制限
決済手数料 3.6%〜+40円 5.5%〜
サービス利用料 3% なし

決済手数料だけで考えると、STORESはサービス利用料がとられないので、STORESの方が手数料が安くなります。このような無料プランのあるECカートは、個人事業主の方や、ECの注文が週に数回しかないという方であれば、おすすめの選択肢となります。

一方で、ネットショップで売上を高めるための施策を本格的に行いたい場合、無料プランのECカートでは機能面で物足りなくなるケースも少なくありません。集客施策の強化や外部システムとの連携、業務効率化を重視するのであれば、有料プランや別タイプのECカートも視野に入れる必要があります。

ポイント②「単品EC」か「総合EC」なのかで選ぶ

扱う商品が単品なのか、あるいは複数の商品を扱う総合ECなのかによって、選ぶべきECカートは変わります。なぜなら、単品ECには総合ECとは異なる運用ノウハウや、専用の機能が求められるからです。

◆単品ECと総合ECの特徴

単品ECと総合ECの特徴

※画像は筆者が作成

単品ECでは、商品数が少ない分、「1回の購入をいかに継続的な購入につなげられるか」が売上を大きく左右します。そのため、商品一覧や回遊性を重視する総合EC向けのカートではなく、下記のような購入率や継続率を高めるための機能が重要になります。

◆単品ECに求められる機能

・定期購入・継続課金に対応
・LP一体型の購入フォーム
・レコメンド機能(アップセル・クロスセル)
・入力フォーム最適化(EFO)
・顧客データを活用したCRM施策

一方で、複数の商品を横断的に販売する総合ECでは、商品管理や在庫管理、カテゴリ構造の柔軟性が重視されます。このように、単品ECと総合ECでは求められる機能が大きく異なるため、自社の販売形態に合ったECカートを選ぶことが重要となるのです。

ポイント③自社事業ジャンルと相性の良いECカートを選ぶ

ECカートには、販売モデルや商材、取引形態ごとに特化したさまざまなジャンルがあります。そのため、自社ECのジャンルと相性の良いECカートを選ぶことが、運用のしやすさや売上に大きく影響します。

◆ECカートの販売モデルの例

・デジタルコンテンツ向け
・サブスクリプション向け
・定期購入、頒布会向け

これらは、商品を継続的に提供することを前提とした販売モデルです。継続課金や契約管理、解約や休止の制御など、一般的なECカートでは対応しきれない機能が求められます。

また、商材によって、必要となる機能や注意点は大きく異なります。

◆ECカートの商材の例

・アパレル向け → サイズ・カラー管理
・食品、飲料向け → 賞味期限・配送条件
・化粧品、健康食品向け → 定期購入・同梱・広告計測
・ハンドメイド、個人作家向け → 制作・発送リードタイムの明示
・高額商品、受注生産向け → 見積・問い合わせ対応

このように、同じECカートでも何を売るかによって重視すべき機能や設計ポイントが変わるため、まずは自社商材の販売特性に合うカートを前提に検討することが重要です。

さらに、取引形態によってもECカートの選び方は変わってきます。

◆ECカートの取引形態

・BtoB向け
・多言語、越境EC向け

BtoB向けECでは、取引先ごとの価格設定や掛け払い対応が必要になるケースが多く、多言語・越境ECでは、言語切り替えや通貨、海外配送への対応が求められます。

例えば、特定の販売モデルや商材に特化したECカートでは、そのジャンルに必要な機能や運用ノウハウがあらかじめ組み込まれている場合があります。自社ECのジャンルを明確にしたうえでECカートを選ぶことで、導入後のカスタマイズや運用負荷を最小限に抑えることができます。

ポイント④楽天市場やAmazonなどのモールとECカートを連携できるか

企業がECサイトを運営する場合、売上を高めるためには自社ECサイトだけでなく、楽天市場Amazonといったモールへの出店も欠かせません。近年では、TikTok Shopのような新しい販売チャネルを活用するケースも増えています。

しかし、複数のチャネルで商品を販売すると、その分、受発注処理や在庫管理、出荷作業などのバックエンド業務の負担が一気に増加します。チャネルごとに管理画面が分かれている状態では、在庫ズレや出荷ミスが発生しやすく、業務効率の低下につながります。

こうした課題を解消するためには、複数の販売チャネルを一元管理できる仕組みを導入し、業務の効率化を図ることが重要です。下図は、一般的な「一元管理システム」の仕組みです。

◆一元管理システムの仕組み

一元管理システムの仕組み

※過去記事より引用:ECで成果が出る「一元管理システム」おすすめベンダー7社

一元管理システムを活用することで、各チャネルの注文情報や在庫情報をまとめて管理でき、受注処理や出荷指示を一本化することが可能になります。

しかし、一部のECカートでは、このようなバックエンド業務の統合に対応していないものもあります。その場合、チャネルごとに別システムを使い分ける必要があり、かえって運用が複雑になることも少なくありません。

複数チャネルでの販売を前提とするのであれば、ECカート単体の機能だけでなく、外部の一元管理システムと連携できるかどうかも、事前に確認しておくべき重要なポイントです。

ポイント⑤ECカートに商品を売るための機能があるか

ECカートを作るのは、個人であっても難しいことではありません。例えば、無料プランのあるECカートの中には、スマホだけでECサイトを作ることが可能なものもあります。しかし、ECサイトは作っただけでは商品を売ることは難しいのです。

なぜなら、多くのユーザーはすでにある楽天市場やAmazon、ZOZOTOWNなどの有名ECモールで商品を買うことに慣れており、なかなか独自のECサイトでは購入してくれません。

そのため、ECカートにおいて特に重要となるポイントは、「商品を売る」ための機能が実装されているか、という点になります。そこで、具体的に商品を売るために必要な機能について、次に解説いたします。

ECカートで商品を売るために必要となる7つの機能

ECカートは、単に注文を受けるための仕組みではなく、新規顧客の獲得からリピート促進、顧客育成までを担う重要な基盤です。商品を売って、売上を高めるためには、以下に紹介する機能が備わっているかが重要になります。

機能①SEO対策のためのブログ機能

サイトにアクセス数を集めるためには、検索エンジン対策が欠かせません。広告に頼らず、継続的に見込み顧客を集めるためには、SEOを意識したコンテンツを自社ECサイト内で発信できる環境が必要です。

ECカートによっては、商品ページだけでなく、ブログや読み物コンテンツを作成できる機能が用意されています。このような機能を活用することで、商品に関連する情報や使い方、選び方などのコンテンツを蓄積し、検索経由での流入を増やすことが可能になります。

◆スマレジEC・リピートのブログコンテンツ機能

スマレジEC・リピートのブログコンテンツ機能

画像引用:スマレジEC・リピート「機能・使い方ガイド」

ここでは、SEO対策やブログの書き方そのものについては詳しく解説しませんが、何も準備をせずにいきなりブログを始めても、成果につながりにくいのが現実です。そのため、ブログでSEO集客を行う前に、以下の点を意識しておくことをおすすめします。

◆ブログでSEO集客を始める前に実施しておきたいこと

・YouTubeなどでブログSEOの基本を学ぶ
・狙っているキーワードで検索し、上位表示されているブログを参考にする
・独自の情報や、自分で撮影した写真を積極的に使う

特に近年のSEOでは、独自性のある情報が評価されやすい傾向があります。一方で、他のブログ記事をそのまま真似ることは避けるべきです。独自性がないコンテンツは評価されにくく、長期的なSEO集客にはつながらないため、この点には十分注意が必要です。

自分しか知らない情報やノウハウ、実体験に基づく内容、自ら撮影した写真などを取り入れ、他にはないコンテンツを意識してみてください。

また、文字数についても注意が必要です。あまりにも文字数が少ない記事は、検索エンジンに評価されにくい傾向があるため、1記事あたり5,000文字以上をひとつの目安として作成してみるとよいでしょう。

機能②LP一体型の購入フォーム

ECカートにおいて、購入までの画面遷移が多くなるほど、途中で離脱するユーザーは増えやすくなります。特に初回購入者の場合、入力や確認のステップが多いだけで、購入を諦めてしまうことも少なくありません。

そのため、ランディングページから直接購入できる「LP一体型の購入フォーム」を用意することは、購入率を高めるうえで非常に有効です。商品説明から購入までを1ページで完結させることで、ユーザーの迷いを減らし、スムーズな購入導線を実現できます。

◆LP一体型フォームの例

LP一体型フォーム

画像引用:スマレジEC・リピート

また、LP一体型の購入フォームを活用すれば、広告やキャンペーンごとにページを作り分けることも可能になります。訴求内容やオファーを柔軟に調整できるため、集客施策と購入導線を一体で設計しやすくなる点もメリットのひとつです。

ECカートを選ぶ際には、単に購入フォームが用意されているかどうかだけでなく、ランディングページと一体化した形で購入導線を設計できるかどうかも確認しておくべきポイントです。

機能③レコメンド機能

購入確認画面や購入完了画面で、上位商品や定期コースを提案する「アップセル」、関連商品や追加商品を奨める「クロスセル」は、客単価を高めるうえで非常に重要な機能です。

特にECでは、実店舗のようにスタッフが声をかけることができないため、システム側で適切な「タイミング」と「内容」で提案を行う必要があります。その点で、購入フローの途中や購入完了直後に表示されるレコメンドは、自然な形で追加購入を促すことができます。

レコメンド機能を活用する際には、下記のような条件を柔軟に設定できるかどうかが重要です。

◆レコメンドの条件設定

・表示するタイミング
・提案する商品内容
・ユーザー属性や購入履歴

一律の提案ではなく、状況に応じたレコメンドができることで、押し付け感を抑えつつ売上の向上につなげることが可能になります。ECカートを選ぶ際には、単にアップセルやクロスセルができるかどうかだけでなく、どこまで細かく条件設定ができるか、という点にも注目しておくと良いでしょう。

機能④EFO(入力フォーム最適化)とカゴ落ち対策

入力エラーの可視化や必須項目の分かりやすい表示など、購入フォームの最適化は、購入直前での離脱を防ぐために欠かせません。特にECでは、入力のしづらさや分かりにくさが原因で、購入を諦めてしまうケースも少なくありません。

◆EFOに対応したフォーム画面

EFOに対応したフォーム画面

①入力が完了している項目にチェックマークが表示されます。
②入力した内容にエラーがあるとき、エラーメッセージが吹き出しで表示されます。
③必須項目が未入力のとき、赤色のハイライトになります。
④必須項目の背景色が黄色になります。
⑤フォーカスされている項目が緑色のハイライトになります。
⑥残りの必須項目数が表示されます。
⑦未入力項目がある場合に、次のステップに進めないよう「入力が完了しておりません」と表示されます。
画像引用:スマレジEC・リピート「機能・使い方ガイド」

EFOを意識した購入フォームでは、入力ミスをその場で知らせる仕組みや、未入力項目がひと目で分かる表示などにより、ユーザーのストレスを軽減できます。こうした細かな配慮が、購入完了率の向上につながります。

また、商品をカートに入れたものの、購入に至らなかったユーザーへのフォロー施策も重要です。カゴ落ちしたユーザーに対して、メールや通知などで再度アプローチできる仕組みがあれば、取りこぼしていた売上を回収できる可能性が高まります。

ECカートを選ぶ際には、購入フォームの見た目や機能だけでなく、離脱を防ぎ、再訪を促す仕組みまで備わっているかどうかも確認しておくべきポイントと言えるでしょう。

機能⑤購入後の顧客接点を設計できるCRM機能

ECで売上を伸ばすためには、新規顧客の獲得だけでなく、購入後のフォローを通じてリピート購入につなげることが重要です。そのためには、購入後の顧客接点を計画的に設計できるCRM機能が不可欠です。

ECにおける売上は

新規獲得 × 継続期間 × 客単価

の掛け算で成り立つとされており、特に継続期間を伸ばすための取り組みが重視されています。

具体的には、購入履歴や継続回数、顧客属性などのデータをもとに、メール配信やステップメール、同梱物の出し分けなどを行い、顧客との接点を継続的に持つことが重要です。このような施策を通じて、商品やブランドへの理解を深め、リピート購入や定期継続につなげることができます。

また、顧客ごとに異なるタイミングや状態に応じてアプローチ内容を変えられることも、CRM機能の大きなメリットです。一律の情報発信ではなく、顧客の状況に合わせたコミュニケーションを行うことで、より効果的なフォローが可能になります。

◆CRM機能の例

・封入物(同梱物)の出し分け
・ステップメール、条件別メール配信
・リカバリーメール
・会員ランク
・リピート割引
・LINE連携
・お友達紹介
・パーソナライズ診断 など

ECカートを選ぶ際には、注文管理だけでなく、購入後の顧客対応やリピート促進までを見据えたCRM機能が備わっているかどうかも、重要な判断基準となります。

機能⑥顧客データを活用した分析機能

ECで売上を継続的に伸ばしていくためには、感覚や経験だけに頼らず、顧客データをもとに施策を判断できる分析機能が欠かせません。

売上やLTVを高めるためには、「どの顧客層が」「どのタイミングで」「どの程度購入を継続しているのか」を把握することが重要です。単に売上金額を見るだけではなく、顧客の状態を可視化することが、次の施策につながります。

例えば、購入回数や継続期間、購入金額などをもとに顧客を分類することで、リピートにつながりやすい顧客層や、離脱しやすいポイントを把握することが可能になります。これにより、どの顧客に対して、どのようなフォロー施策を行うべきかを判断しやすくなります。

また、分析結果をもとに、メール配信やキャンペーン、アップセル施策などを改善していくことで、売上や継続率の向上につなげることができます。分析ができるだけでなく、その結果を施策に活かすことが重要なポイントです。

ECカートを選ぶ際には、顧客データを蓄積できるかどうかだけでなく、そのデータをどこまで分析し、意思決定に活用できるかという点にも注目しておく必要があります。

機能⑦広告・施策ごとの効果を可視化できる分析機能

ECで売上を伸ばしていくためには、広告や各種施策が本当に成果につながっているのかを正しく把握することが重要です。

広告費をかけて集客しても、その後の購入や継続につながっていなければ売上は伸びません。そのため、広告媒体ごとの成果や、新規獲得から定期継続までの推移を可視化し、どの施策が売上やLTVに貢献しているのかを判断することが極めて重要です。

具体的には、「どの広告から流入した顧客が継続購入につながっているのか」「どのキャンペーンが一時的な売上ではなく、長期的な利益を生んでいるのか」といったことを把握できれば、注力すべき施策と見直すべき施策を明確に分けることができます。

このように、広告や施策を単発の成果で判断するのではなく、顧客の継続や購入行動まで含めて分析できることが、売上を伸ばし続けるためには欠かせません。

ECカートを選ぶ際には、広告や施策の結果を数値として可視化できるかどうか、そしてその分析結果を次の打ち手に活かせる仕組みが整っているかという点も、重要な判断基準になります。

ECカート導入前に、「デモ版」を利用したり管理画面を見せてもらう

ECカートを導入する際は、必ずデモ版を試用するか、実際の管理画面を見せてもらうようにしましょう。管理画面の使い勝手は、実際に運営を始めてみないとなかなか実感が湧かないものです。しかし、一度導入すれば長期間付き合うシステムになるため、後悔しないためにも事前の確認は欠かせません。

特に注意したいのが、インターフェースのデザインです。もし管理画面があまりに古めかしいデザイン(例えば、一昔前のWindowsのような)であれば、ITツールに慣れた若いスタッフが操作に戸惑ったり、心理的なハードルを感じたりする可能性もあります。「どこに何のボタンがあるか直感的にわからない」状態は、日々の受注処理や在庫更新において、思わぬミスやタイムロスの原因になります。

毎日触れる画面だからこそ、マニュアルを読み込まなくても直感的に操作できる「モダンなUI(ユーザーインターフェース)」であるかどうかは、業務効率、ひいてはスタッフのモチベーションに直結する重要なポイントです。

また、スマホで操作することが考えられる場合は、スマホの管理画面もあわせて確認しておきましょう。

ECカートのホームページ事例をみて、ユーザーとしてネットショップを使ってみる

管理画面の確認に加え、ECカートを導入する前に必ず試しておきたいことの一つが、導入するECカートをユーザーの立場で利用することです。ECカート各社には、必ず、以下のような事例ページが存在ます、

◆スマレジEC・リピートの導入事例ページ

スマレジEC・リピートの導入事例ページ

引用:スマレジEC・リピート「導入事例」

これらの事例から、なるべく自社の業種や業態が近い会社を選び、そのECカートを訪問して以下のような点をチェックします。

◆ECカートのチェックポイント

・TOPページ
・カテゴリーページ
・商品ページ
・カートイン後のページ遷移

特に、「購入までの手続きがスムーズであるか?わかりにくくないか?」といった点は、しっかり確認しておきましょう。TOPページやカテゴリーページ、商品ページは、デザインや登録する写真次第で見栄えをよくする事はできますが、カート周りの挙動だけは、変更したりカスタマイズすることができない領域であるためです。

将来のECカートリニューアルの際に「ドメイン(URL)」を引っ越せることを考慮する

ネットショップが順調に成長し、事業拡大をするタイミングで、現在のECカートシステムでは要件が合わなかったり、バックエンドシステムと連携ができず、業務効率で頭打ちになることがあります。

多くの場合、そのようなタイミングでECカートシステムのリニューアルを検討するのですが、その際に、使っていたドメイン(URL)が新しいシステムで利用できないケースもあります。

そうなると、新規にドメインを取り直す必要があるため、その影響でSEOの評価がゼロになったり、あるいは今までブックマークしてくれたユーザーの離脱が生じるようになり、売上が一気に下がるリスクがあります。筆者も過去に、ドメインを新しいECサイトに安易に変更したため、売上が70%減になってしまったというEC事業者を見たこともあります。

ECカートシステムを導入する際は、「ドメインの引っ越しが可能か?」という点も、必ずECカート会社のベンダーに事前に聞いてみるようにしましょう。

売れるECカートを導入するなら「スマレジEC・リピート」がおすすめ

ECサイトは、今やツールを使えば比較的スムーズに立ち上げられます。しかし、立ち上げた先で継続的に売上を伸ばすには、集客・購入導線・リピート施策・運用改善などのサイクルを回し続ける必要があり、「売ること」は決して容易ではありません。

だからこそECカートの導入を検討する際は、単に注文を受けられるかどうかではなく、自社商材の売り方に合った「売るための機能」が過不足なく備えられているか、といった点をしっかり吟味することが重要です。

本記事では、9社のECカートを紹介しましたが、中でも弊社が提供する「スマレジEC・リピート」は、購入導線やリピート施策など「売上を伸ばすための仕組み」と、受注・顧客管理や分析、外部システム連携など「運用を回すための仕組み」を、ひとつのプラットフォームでまとめて設計できる柔軟性の高いECカートです。

自社の販売モデルに合うかどうかを具体的に確認したい方は、まずは以下の公式サイトより資料をダウンロードして、機能の全体像をご確認ください。

◆資料ダウンロードはこちらから

スマレジEC・リピート公式サイト

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